「わたし、定時で帰ります」
話題になってたドラマのタイトルでした(テレビは見ないけど)
個人的には残業反対!起きてすぐ「帰りたい」を口にしてます。
近年は働き方改革の影響で少しづつ変化してるしてるように思えるけど、日本社会は残業ありきの考えが根底にある。
なんでそうなのか考察してみました。これを読んでもらったら考え方が増えるはず。
残業時間で評価する体質
オーバーワークで売り上げを伸ばしてきた会社にありがちです。
「とりあえず20時までやってみろ」
「今日何時まで残る?」
「○○君は残業して頑張ってる」
僕が今いる会社は前月より残業時間が多ければ+1点という評価制度があります。
もちろん無視してます。0点でも-1点でも構わない(-_-)
職場である請負元の大企業でも残業規制はあるけど体質は古いまま。
職場にて
課長「昨日は遅くまで仕事?」
社員「いえ20時前には上がりました」
とやりとりをしていた
昨日は定時日なのに
働く人を改革しないと変わらないんだろうな🤔
— くろちゃん@定時で帰ります (@9614_nagasaki) June 13, 2019
始業時間には厳しいのに定時過ぎて残るのは偉いっておかしい。
納期に間に合わないとかキリが悪いとかなら仕方ないけど
好きで残業する奴もいるけどな。
残業代が欲しい
金銭的に今月厳しいから残る、いわゆる生活残業する人たちも一定数います。
残ってさえいれば残業代が出るのを利用しているわけです。
家に帰っても暇だという人がする傾向にありますね。
2~3万程度の小遣いが稼げるし、慣れた作業で考えなくて済むから楽なのかも。
自分も給料から生活費を抜いたら数万円しか残らないけど生活残業はしてません。
仕事は稼ぐための手段であって、家族と過ごしたり好きな事に時間を費やすのが優先な筈。
残業してその時間を削るなら本末転倒と思うんです。
給料が不足なら副業すればいい。
今はネットもあるし、メルカリやココナラで自分の「好き」や「得意」を
販売することも出来る時代です。
このブログも続けさえすれば、いずれ残業代くらいの稼ぎにはなるでしょう。
お金足りない ⇒ 残業する ⇒ 時間と体力を消耗するというサイクルはラットレース。
収入源が会社からの給与のみというのもリスクといえます。
金持ち父さん貧乏父さんという本を読んで、お金に関する考え方が変わったのでこの記事もよろしくです。
大学生の頃バイト三昧だった人!
あの頃時給でもらったお金は今どこ?
残業代も同じで人生を好転させる力はありません。
残業しないと業務量を消化できない
経理なら3月・9月の決算期
サービス業なら大型連休
現場の仕事なら突発工事、装置のトラブルとかあるでしょう
あと焼肉屋さんの29の日とか。
おれは食わんけど。
どの職種にも繁忙期はあります。
でも慢性的に忙しいというのはちょっとおかしい。適正な労働環境ではないという事になります。
もしあなたが労働力を提供して、職場が回らないなら環境を見直すべきです。
新人もしくは適正・能力に問題のある社員がいて回らないのもあなたのせいじゃありません。
それらをマネジメントするのは上司の仕事。
僕の場合は上司に「これ以上負荷がかかると、責任が持てない」とハッキリ言いました。
自分の許容量を超えてミスっても上司は庇ってくれません。自分を守る為に何かしらアクションも必要な場合もあります。
日本企業の残業事情
景気の浮き沈みに対して、企業内部の労働時間を調整してきたのが日本企業。
繁忙期は労働時間を長くする。つまり残業を前提としています。
雇用の維持をするためとは言え、残業の要因になっているんですね。
過剰サービスも挙げられます。
例えばガソリンスタンドに行けば店員さんが車の誘導、窓ふき、ブレーキランプの確認、灰皿のクリーニングまでしてくれるけど海外では驚かれる。
100%を追求するのも負担は大きくなるので考え物。”おもてなし”も良し悪しです。
この国の働き方は合理性が無いと思う。
会議を毎回開いたり、無駄に細部までこだわったり。
残業前提はおかしいし、サービス残業も未だに聞く。
他にやる事探した方が人生楽しいぞ。
残業に対する海外の捉え方は?
電通の過労死事件があったとき、海外での報道は「KAROUSHI」と表記されてました。
力尽きるまで労働する日本人は理解不能なんでしょう。
アメリカやドイツでも残業はあるけど、残っていたら定時内で業務を終わらせることが出来なかったと判断されるらしい。
会社側もマネジメントが出来てないという評価に。
定時までがあなたの実力。超えたら恥入りつつ、仕事が残ってても帰る。スポーツも試合終わってからコートでシュート決めてもダメでしょ。
定時超えても人が残ってたらマネジメント失敗。管理者は残った人数分だけ無能と感じましょう。日本以外の世界、98%が賛同する常識らしいですよ。
— ブラック企業の深い闇 (@makkuro_ankoku) February 6, 2020
サービスの水準もさっきのガソリンスタンドの例とは逆でサービスは簡易な内容。
日本では未だにお客様は神様とか聞くけど海外ではそんな事なくお互い対等という考えです。
残業に関する法律はどうなってる?
まず労働基準法第32条で1日8時間、週40時間と決まっています。8時~17時の週5出勤がこれ。
ただ抜け道があって、これ以上の労働をさせる場合、企業側が労働基準監督署に届け出をすることになります。
これが労働基準法36条 36(さぶろく)協定です。
言い換えると36協定が無いのに残業させるのは違法って事です。
就業規則を確認してみましょう。
会社が変わらないならどうする
ここまで書いてきたけど、自分だけではコントロールできない部分も多いです。
会社の体質や上司の固定観念は簡単には変わりません。特に大企業ほど変化スピードは無いもの。
時間は有限なので、長時間労働やサービス残業で消耗するくらいならそこにいるべきでは無いです。
後悔のないようにしたいですね。
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