「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでサラリーマンが出来る事

マインド

ビジネス書の中でも世界的に売れた「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでみました。

内容は著者で主人公のロバート・キヨサキさんが、二人の父親から習ったお金に対する考え方について。

二人の父親とは実の父(貧乏父さん)と友人マイクの父(金持ち父さん)の事です。

お金に対する自分の価値観を変えさせられる一冊。

 

くろ
くろ

学校では教えてくれない事がガッツリ書かれてる

ぴーちゃん
ぴーちゃん

学校の先生も知らんよ

金持ち父さんの考え方

金持ち父さんの考え方

金持ち父さんは自分の頭で物事を考える

金持ち父さんに金持ちになる方法を教えてくれるように頼んだロバートとマイク。

自給10セントでのアルバイトを持ちかけられ、それに応じていたけど不満を募らせていくとうエピソードがあります。

低賃金で働かせて、金持ちになる方法を教えてくれない金持ち父さんに問題があると抗議するロバート。

「たいていの人が自分以外の人間を変えたいと思う。でも、よく覚えておくんだ。他のだれかを変えるより自分自身を変える事の方がずっと簡単なんだ」

と答える金持ち父さん。

周りでも見聞きしますね。給料に不満を持って残業代を稼ぐ上司と重なりました。

サラリーマンが待遇面を変えたい、自分に対する周りの評価を上げたいと思ってもそれは自分でコントロールできない事。

お金で動く人はパターンが決まっていると続きます。

朝起きて、仕事に就き、わずかな残業代を稼いで毎月20日の給料日を待ちわびるサイクル。これじゃ豊かにはなれないと再確認させられます。

くろ
くろ

サラリーマンの就業スタイルは

金持ち父さんの言う「ラットレース」。

ぴーちゃん
ぴーちゃん

稼ぐためにエンドレスに走り続けてるわけだな。

止まったらそこで終わり…

貧乏父さんの考え方

貧乏父さんの考え方

貧乏父さんは大企業ブランド

「勉強していい成績を取って大会社で安定した仕事を見つける、福利厚生の充実した会社を選ぶのも忘れずに」

というのが貧乏父さんのセリフ。

金持ち父さんの言うお金で動く人のパターンです。

僕らサラリーマンもそう。

親には同じような事を言われ続けて、塾の先生からはテストでの高得点を求められてました。

勉強したけどテストの点が悪かった、氷河期乗り越えてやっと正社員になれたけどこのままでいいのかと自問してたので金持ち父さんのセリフにドキッとしました。

「そういった恐怖はお金の為に働くという道を選んだ場合に支払わなければいけない代償のようなもの。たいていの人はお金の奴隷になっている。そうなってから上司に腹を立てるんだ」

 

くろ
くろ

世のほとんどの会社員は貧乏父さんの考え方だ…

お金の流れ方

変化の激しい現代でお金を持ち続けるには、勉強を続けなければならない

ロバートの言う通り、アベノミクスやビットコインなど激し過ぎるくらいの変化がありました。

僕も仮想通貨に手を出してはみたものの、売り時が分からなくて放置したままです。

一時的に10倍以上になったのに今はトントン。

秒速で億を稼ぐのキャッチコピーで有名な与沢翼氏は、同じような時期に参入してピークに近い時に売って大きな利益を出してます。

くろ
くろ

勉強してないと乗り遅れるし、利益のキープも出来ない。

 

資産と負債の違い

お金の流れ

豊かになる為のお金のフロー図

まず大切なのは資産と負債の違いを知り、資産を買わなければならないという事だ。

この事で持ち家を例に出してて資産じゃなくて負債だという説明がけっこう衝撃でした。

実家に住んでるけど将来は相続税を考えないとだし、その後も固定資産税がいくらかかるか分からない。ポケットからお金を取っていくんで確かに負債ですね。

今の土地が今のままの価値なのかも分からないんで、友達から35年ローンを組んで家建てたよとか聞いたらちょっと複雑な気分。

会社員がビジネスを持つには?

本職とサイドビジネス

会社員として働きながら自らのビジネスを持つ

本の中で自分のビジネスを持つという教えがあります。

前にうちの会社であった新人歓迎会を思い出しました。

上司からメールで開始時間前に来て最後まで付き合うように指示(ちなみにハラスメント)があって「ビジネスシーンで大切な事なので」という一文も添えられてました。

本の中ではビジネス=資産を持つことと説明されてます。

社内の歓迎会で社長や上役の人たちと歓談しても資産は生まれない。

僕らみたいなサラリーマンがビジネスをするとしたら本業をしながら活動する副業です。

副業といっても範囲が広すぎるけど、仕事が終わってアルバイトに行くというのは勤労所得なんで資産になりません。

不労所得を得るには自らのコンテンツを立ち上げる事でしょうね。今でいうとブログとかYouTubeとか、余剰資金があれば投資もした方が良い。

でもほとんどの人はそんな事してない。

同級生は「事業や投資は頭のいい人がする事」と言うし、独身で8桁銀行預金のある先輩も投資には興味なし。

 

くろ
くろ

日本の学校教育はサラリーマンになる為のようなもの。

お金とは労働の対価だと刷り込まれてる。

会社を作って節税する

節税

要らない税金はカットする

会社からの給与明細を見ると結構な額を引かれてますよね。

額面30万だとしたら手取りは25万くらい。ボーナスからまで税金に持ってかれます。

そして最も税金割合の高いのは、年収800万台のちょっと多めに貰ってる層。

サラリーマンは狙い撃ち。

経営者なら経費に回すことができるから金融インテリジェンスを高めろと書かれてます。

副業でも経費に計上できるそうですよ。ブログしてるならノートパソコンを経費にして利益を下げるとか。

あと損益が出てしまったら本業の収益と相殺することも出来る場合があるそう。

ぴーちゃん
ぴーちゃん

ケースバイケースけどな。

くろ
くろ

経営者じゃなくてもやっぱり勉強は必要。

金持ちはお金を作り出す

資産を確保した人

お金持ちはお金を自ら作り出す

雇用された会社で働いて、給料からは税金を持っていかれ。みんなそうやって生きてます。

ところが金持ち父さんは、頭脳と資産の力を利用してお金0からお金を生み出していくんです。

ファイナンシャル・インテリジェンスとして4つ紹介されていて、下記のように解釈しました。

  • 会計力:数字を読む力(貸借対照表が読める)
  • 投資力:入金力、投資期間から出口までイメージできてるか
  • 市場の理解力:需要と供給、大衆の心理を分析する力
  • 法律力:国が定めたルールを理解して合法的に動ける力

お金の為でなく学ぶために働く

学び

お金よりも学びを優先

金持ち父さんの考えは「いくら稼げるか」よりも「何を学べるか」を重要視してます。

うちの上司のように、会社内の与えられた業務をこなして社長のご機嫌を窺いつつ昇進を待つタイプは多いけれど、それはお金の為に働くということ。

ロバート氏の周りにいるお金持ちは専門分野+他の技術を持っているそう。

自分自身もセールス・マーケティングを学ぶために営業を4年間続けたと語ってます。広く浅く学んで、ビジネスに応用させてるわけです。

 

くろ
くろ

ずっとサラリーマンで外の世界に触れないでいると

それだけで視野が狭くなっていまう。

金持ち父さん貧乏父さん感想まとめ

日本の学校教育を受けて普通に就職してたら、この本の考えには行き着きつかない。

サラリーマンが人生を好転させるためには、お金の為の労働つまり本業以外の収入を得ないといけません。

そのために目指すのはこんな流れだと感じました。

  1. 会社以外で自分のビジネスを持つ(副業)
  2. フォーマット化や外注で生産性を上げる
  3. 利益を投資に回す

 

今はただのサラリーマンだけど、いずれお金の為の労働から抜け出したい。

そんな思いを強くさせてくれる一冊でした。


改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

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