請負会社で長く働くべきではない理由

請負会社マインド

以前勤めていた半導体関係の会社を辞めるまでの話です。

地元の大学を出て3年フリーターした後に中途入社しました。

それまではアルバイトで食い繋いで好きな事やってたけど、大学仲間は社会人として頑張っていたし、親にも心配かけてたので焦ってた。

そんな時、アルバイト先の先輩が求人誌を持ってきてくれたのが応募のキッカケです。

 

どんな職種の請負会社?

入ったのは誰もが知っている大手半導体メーカー・・・の請負。

人材派遣会社で事務所も構えていなかったので、面接はファミレスで10分程度という簡素なもの。

数日後には研修に来てくださいとの連絡がありました。

当時は就職難で、面接を受けては後日お祈り文書が送られてくるという事の繰り返しだった。

なのでアッサリと採用が決まって「こんなもんなのか」と驚いたのを覚えています。

 

請負会社の面接はゆるかったり形だけの場合も多いので、必要以上に気負わなくてもよい

 

業務内容は半導体製造装置のメンテナンス。

目の部分のみ空いてる白衣のような作業着を着こんで、請負元のクリーンルームという無菌の工場内でのお仕事です。

せっかく就職したのに結果的に1年経たずして辞めることになります。

ちびくろ
ちびくろ

1年ってけっこう早いね?

クロ
クロ

もっと早くても良かった。

合わないところで頑張ってもしょうがない。

請負会社の退職理由

請負会社の苦悩

装置のメンテナンス書くと確認作業くらいに感じるかもしれないけど、実際は大きなパーツを取り外してクリーニング(ガシガシ磨く)作業とかあって結構ハード。

細かなパーツの組み立て作業もあって、器用な方でも無かったんで苦労しました。

よく調べもせず応募した自分も悪いんだけど、向いてなかった…

辞めた理由は1つじゃないのでまとめてみます。

業務内容と環境面

上で少し書いたけど、クリーニング作業がキツイ。

あと実際にやってみて工具を使った作業が合わなかった。

同じ半導体業界を考えている人がいたらメンテナンスではなく、オペレーターの方が作業的にはだいぶ楽です。

製品の特性上、ダスト(ほこり)が天敵で、わずかな磨き残しでもアウトでやり直し!気を遣う…

設計された回路を埋め込んだウェーハを製造する装置の面倒をみるわけだけど、その装置がすごい高価(1台4億円くらい)でやっぱり気を遣う。

請負元に対しても同じく気を遣う。下請けなので立場が弱い。

カーボン製で細い部品を誤って折ってしまった事が有り、その時は原因を5つ挙げ、それぞれに3つ対策をするというなぜなぜシートなるものを求められます。

終業後に上司の家で深夜まで書類作成 ⇒ 月末の会議で発表 ⇒ 請負元へ提出という苦行!

先輩達の中にも経験者がいて、”まぁしょうがないよね”という感じで苦笑いしながら深夜まで作業していたけど個人的には違和感有り。

確かにミスは作業者のせいだけど、小さな部品の事でここまで時間と労力をかけなければならないのか?

笑っている先輩達はこの会社の環境や立場に染まっているんじゃないか?

こんな事例なら多分頻繁に起こるだろうし、実際毎月誰かが「なぜなぜ分析」をやらされてました。

待遇面

半導体業界は稼働してる装置に合わせる為、シフト制勤務。夜勤組は別にあったので、日勤でした。

始業時間は7時半と早く、退社時間はメンテナンス内容によって12時・17時・19時の3パターン。

しかし!装置相手なので、不具合があって動かないとなればエンドレス。夜中の3時まで働いたこともありました。

賃金の面では賞与(ボーナス)の有無が重要なのに就職を焦っていたため妥協してしまった。

実際支給0…それでも独身だったので貯蓄は出来てたけど後悔ですね。

 

くろ
くろ

正社員の収入面でのメリットってボーナス

くらいだからこだわるべきだった。

パワハラなグループリーダーの存在

この人の存在で毎日が憂鬱だった。
教養が無く短気。ネジを閉め忘れただけで肩パンチをお見舞いされたことがある。さすがに後になって謝ってきたけど、それなら最初からするなよと。今だったら訴えているレベル。

一概には言えないけど請負元の社員さんは教養もあって理性的だったので、もし小さな請負会社で働く事を考えている方であれば、人間性の部分でも注意が必要だなと感じます。

請負という立場

請負の相関図

まず請負について簡単に説明すると、仕事を完遂させることを契約し、それに対して報酬を支払う事です。(民法第632条)

 

クロ
クロ

請負先の企業から就業規則や時間の指示を受けない点が派遣と違うところですね。

 

僕の場合は、請負元の業務を一つのライン丸ごと同じ会社の人間数名で受け持っていました。
基本的にずっと同じ業務内容なので慣れれば楽だし、請負元からも専任者扱いを受けて重宝がられました。

逆を言えば業務内容に向いてない場合ずっと苦しむし、他のスキルは身につかないので途中で成長が止まる。

また、請負元が大企業の場合は見下されている場合があるかも。(人にもよるけど周りの言動の端々から感じる事があった)

同じ職場で同じ仕事してても、請負元とは別会社だから給料も違います。比べたら凹みます。

2020年4月から始まる同一労働同一賃金が導入がどのくらい進むのかは不透明だけど注目ですね。

 

請負契約で働くメリット

もちろん請負会社で働くメリットもあるので3つほど紹介。

雇用期間が長い

籍を置く請負会社の規模が小さい会社でも、正社員なので派遣のように契約更新は無く、数ヶ月で切られるという心配は無し

派遣は契約期間が数ヶ月単位ではっきりと決められてます。

請負は成果物の納品が目的なので、納期が実質的な契約期間です。

請負元からの指示・命令を受けない

請負元から直接の指示・命令は受けないので自分の仕事に集中できる。これも派遣と違う点です。作業指示は請負元の社員さんからではなく、自社の上司から受けます。

請負元がホワイト企業だと設備面が整備されている

基本的に請負元に常駐なので、食堂や売店、休憩所などの設備もそのまま利用する事が出来ます。

就業時間も月に決まっていて長時間労働に苦しむ心配はありません。

請負の立場でいることに不安を感じたら

請負の仕事は範囲が限定されて、ルーチンワークになりがち。

スキルを身に付けたいからと割り切ってる人にはいいかもしれないけど、長くいるべきではないなというのが僕の意見です。

ドラクエで例えるなら、レベルが上がりきっているのにスライムを倒し続ける感じ。

「転職の思考法」のレビュー記事にも書いたけど、専門性はなるべく若いうちに身に付けた方がいい

早く見切りをつけてリクナビのグッドポイント診断LPで自己分析するとか、資格取得の勉強をするとか次のステップに進んだ方が自分の為です

 

 

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