2011年の春、100年に1度の大恐慌と言われたリーマンショックの影響で、就活生は大苦戦してました。
当時在学してた専門学校は就職率は60%程度。例年は90%以上なので就職担当の先生も焦ってました。
僕は社会人を経て就学したので、ただでさえ現役の人たちより不利。
書類審査さえ通らず結局内定もらえないまま卒業。
半年ほどアルバイト生活を続けてたある日、叔母のコネクションで仕事先を紹介してもらう事に。
これが大失敗!研修中に脱出する事態になります。
身近な人の紹介と言えども、よく調べてから判断しよう。
ダメだと判断したら即脱出だ。
研修に入るまで
企業とパイプを持つ叔母の知り合いが、社長さんと直接電話してくれて5分で話がまとまりました。
1ヶ月研修生として入社する事に。
ちなみにこの少し前にも、友人と親父の仕事関係の人からそれぞれ紹介してもらいました。
結果的には失敗するんだけど、人脈は資格や知識より強力。
研修内容
入り込んだ業界はビルメンテナンスで、契約先の企業を数人グループで回る現場のお仕事。
最初の週はホテルでの電気工事。重機を持ち込むだけでも重労働でした。
銀行内レイアウトの変更(机移動したり、クーラー掃除)もハード。
造船ドッグの水槽に潜り込んでひたすら磨いたり、汗だくでごみ収集のグリーンパッカー引き。
雨の中で公園の溝掃除、トイレ清掃等…
研修生という事で補助作業しかしてないけど、社員さん達を見てたら罰ゲームにしか見えなかった。
社員のおじさんに前職の給料を聞かれて、手取り18万だったと答えたら「そんな金額拝めない」との返しが。
底辺である事を確信して2週目には辞退を申し出ました。
ダメだと判断したら脱出
紹介してくれた偉いお人は、そこの社長と付き合いはあっても事業内容を詳しく知ってるワケでもないし、就活コンサルタントでもない。
それなのにリサーチをしなかった。失敗したのは自業自得ですね。
当然の撤退だったけど、世の会社員は無駄にガマンして続ける人も多い。
そこには労働は尊いものだとか、石の上にも3年とか日本人的な価値観が残ってます。
ガマンする価値が有るか無いか自分で判断するべきだし、会社や上司の為という自己犠牲精神を持つのもズレてます。
無理して不眠症やうつ病にでもなったら元も子もない。
「会社の為」に働くのはやめよう。
給料にも「ガマン手当」は入ってないぞ。
研修期間に脱出した件で得た教訓まとめ
おおまかなポイントを下記にまとめます。
- 紹介案件であっても事前に調べる
- 自分がどうしたいかを優先する
- 無理と判断したら即脱出
あと職種についてだけどビルメンテナンスはきつい・汚い・危険の3Kに加えて、給料低い・休暇少ない・格好悪いの6K。
社員さんも3人の30代以外は50~60代で、「人生つまらない」と自分で言ってる人たちでした。
こういう風な環境に長くいたら染まってしまい、時間が経つにつれてやり直しもきかなくなってしまうので、消耗中の人達はすぐに脱出することをすすめます。
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