新しい職場に移って、女性と一緒に働く事が増えたんですが、そこで感じたのが「仕事がスムーズに回るな」、「なんか話しやすいな」でした。
男女平等を謳ってはいるものの、実際はまだまだ男社会。その中で違いを作り出す彼女たち。
職場で女性が権限持つのも全然アリだなと感じる部分が多かったので、今回はその理由を深掘りしてみます。
男目線で見た女子社員の強みです。
社会における男女間の違い
まず男と女の違いを書きます。
狩猟時代、男の仕事は狩りだったから女は家を守るのが仕事。
日本が高度経済成長期の頃も、夫が働きに出て妻は家事・育児が一般的だったので、企業の待遇も男性に手厚くなっていきました。
1986年に男女雇用機会均等法、1999年には男女共同参画社会基本法も施行。
政府も色々後押ししてます。(なかなか難しそうけど)
働き方も変わり、男側の考えも多様化してきてるから、昔ほど単純じゃないだろうけど男と女はやっぱり適正・役割が違います。
今は女子も社会進出する時代
女性社員の強み
女性社員という立ち位置
以前2人の後輩女子(どっちも20代)がいました。
1人はいつも笑顔で明るい子。おっちょこちょいで結構ミスもしてたけど、いつも元気をもらってたのでフォローするのも全然気にならなかったです。
もう1人はクールにテキパキ働く子。ミスりながらも自力で業務を進めるタイプ。
後者が1年先輩ってのもあって、仕事面ではこちらが戦力。
でも周りからは、おっちょこちょいな子もクールにテキパキ働く先輩と変わらない評判の良さでした。
女子には仕事面以外でも求められる部分があったって事ですね。
愛想を振りまけとは言わないけど、
周りを和ませるのは女子の特長だと思う。
笑顔大事。
細やかな気遣いができる
相手の感情を推測して解読するデコーディング能力が高いらしく、男が気付かないところも見えているみたい。
欲しかった資料を揃えててくれたり、入力しとこうと思ったデータが更新済みだったりしたことがあります。
子供を守る為に危機察知能力が高い事も関係してるとか。
気配りニガテな女子は本でインプットもアリかと。
マルチタスクが得意
狩猟時代の事に触れたけど、女性は大昔から料理をしながら子供を見たりの生活だったから、別々の作業を同時に進行するのが得意な脳の構造になってるそう。
脳梁という左右の大脳半球をつなぐ繊維の束(橋渡しする役割を持つ部分)が、男性より20%くらい大きいのが理由らしい。
僕はマルチタスク苦手で、1コの事を終わらせて次に行きたいし、実際その方が効率がいいと思ってます。
でもそうもいかない事もあるんで出来る人はうらやましい。
別々の業務を器用に進める女子はこのタイプだろうな。
言語能力が高い
上で書いたように、女性は人に説明する時に左右の脳を働かせてるらしいです。
後輩女子社員から業務の報告を受けた時、目的や背景まで的確に説明されて関心した事があります。
男からすると蛇足に感じる部分もあるかもしれないけど、言語能力が高いのは現場でもオフィスでも役立ちますね。
対等な人間関係を作れる
上下関係に敏感なのは男。強者が上に立って統率するサルの群れと似てます。
仕事を受けたら一番早くしよう、他人のミスを見つけたら自分の勝ちを意識したり、何かと競争したがる人が多い。
立場が上の人から指示されれば忠実に守ろうとするのは習性。
前にテレビで見たのが、上司から電話かかってきたときの男女の対応を比べるという企画。
男性社員は起立して、上司と通話中もウロウロして落ち着かない様子。
一方の女性社員は座ったまま上司と談笑してました。
仕事上で対等な関係を築くのは男社会では難しいんです。
女性は縦社会ではなく、横社会。(少なくともうちの職場では)
集団にいて、密なコミュニケーションでバランスを取るのが得意なので、フラットな人間関係を築けます。
堅いおじさんがいる職場で女子は
潤滑油になってくれることがある。
女性社員の優秀さを実感
異動先で業務を教えてくれたのが女子社員。
その人はチームの中でも中心的な役割を担ってて、客先ともやり取りするし、チームの方針も判断してた。
そばで見てると、関係各課とコミュニケーションを取って業務の内容・工程を調整し、キレイに集約させていく。
些細な情報もメモって、都度周りをフォローする仕事ぶりは男が苦手な分野だ。
PM理論の集団維持機能にも当てはまると感じました。
PM理論とは?
P(Performance function)目標達成機能:集団の目的達成や課題解決に関する機能で、目標設定や計画立案・指示で生産性を挙げること。
M(Maintenance function)集団維持機能:集団の維持に関する機能で、人間関係を良好に保ち、チームワークを維持・強化すること。
女性の社会進出は進むのか
日本は世界有数の男社会。なにしろ日本女性の社会的地位は153か国の中で121位。
ずっと男は外で働き、女は家を守るという価値観が続いてたから当たり前かもですね。
勤務先でも女子社員はいるものの役職は無し。
でもこれから女性の社会進出は進むハズ。
こないだ、部長が取引先に女性の役職者数を聞かれたらしく、「答えるのが恥ずかしかった」と言ってたのが印象的です。
そもそも少子化で労働力人口は少なくなるから需要も大きい。
けど産休で長期離脱とか考えられるから、制度の整った会社を選ぶのが大事です。
ダイバーシティを推進してる、若いベンチャー、IT業界、web系がキーワードになりそう。
個人や集団の間にある様々な違いを超えて、積極的に活用する考え方。
就業機会拡大を意図して使われる。
まとめ
基本的に真面目でキッチリした仕事ぶりで、今の職場では女子の強みを感じる事が多いです。
公務員試験の点数だって女子の方が高いってニュースもありました。
男子がダメというワケじゃなくて適正の話。
集中力や状況を変える能力は男の方が高く、パティシエや美容師みたいに女性のイメージが強い業界もトップは男の方が多いですよね。
だから男女組み合わせたチームの方がいいんだけど、日本はまだ多様化が進んでいないなと。
女子のみなさんには強みがあるんで、仕事面や就職活動で悩んでいる人も自己肯定感を持って進んでもらえればと思います。
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