ミニマムライフ世代。あんまり聞き慣れないですよね?
団塊の世代、バブル世代、ゆとり世代とかと比べたら馴染みが薄い気がする。
1980~1988年の間に生まれた人を指してるらしく、僕もこの世代。
会社生活でいろんな人を見てると性格や性別、育った環境の他に世代間の違いを確かに感じます。
なので調べた情報と、自分とその周りの特徴を照らし合わせてみます。
ミニマムライフ世代の就職難
1980~1988生まれだから昭和の終盤。小学~中学時代にバブルがはじけて、就職活動する頃には超氷河期というタイミング…
そういう背景があるのでリスクを過大に見積もり、消費を抑えミニマム生活になるという事らしい。
僕自身も就活はサッパリとゆーかそもそも求人が少なすぎた!
大学での企業面談会や県主催の説明会はあるけど活気は無い。
形だけ参加します的なオーラさえ漂っており、入れそうな雰囲気があるのは車の営業かパチ屋。
更に内定もらえたのに取り消されるという問題も。ほんと不遇の世代。
企業説明会の会場の真ん中で仲間3人と「なんも無いけど、とりあえず1社は聞いとこうか」と話してたのを夕方のニュース番組で就活風景として報道されてたのを思い出す。
大学の同期で正社員になったのは半分くらいでした。
ペラペラの求人情報誌に絶望しながら焼き肉屋のバイトの延長でフリーター。
成績優秀で学費免除だった友人も就職できずにカラオケ屋の準社員。
今でも悩んでいる人は沢山います。政府も氷河期世代の支援を試みてるけど、助成金の話はコロナ騒動で消えてしまい民間企業は求人出さない状況です。
進路に悩んで取った行動
何から始めればいいか分からない人は、リクナビのグッドポイント診断を受けてから行動するといいです。無料で客観的に自分の事が分かるから面接時にも役立ちます。
そもそも自分の適性が分からないって人。僕もそうでした。その時に使ったのがストレングス・ファインダー2.0
20分くらいの選択問題に答えていくと正確な分析結果が得られます。
これがかなり当たっていて、自分の強みもハッキリしたんで面接でも役立ちました。
DVDはシリアルナンバーがあって、テストは1回きりしか受けれないので必ず新品にしましょう。
ガチで超氷河期だった
有効求人倍率は1以下
失われた10年は今も取り戻せていない
ミニマムライフ世代の特徴
この世代は今30代で職場では中堅。一通り経験して年齢的にも家庭をもって落ち着く頃です。
早見表を載せときます。
世代呼称 | 生まれ年 |
ポスト団塊世代 | 1950~1955 |
断層の世代 | 1951~1960 |
新人類世代 | 1961~1970 |
バブル世代 | 1965~1969 |
団塊ジュニア世代 | 1971~1975 |
ポスト団塊ジュニア世代 | 1975~1979 |
ミニマムライフ世代 | 1980~1988 |
ゆとり世代 | 1987~2004 |
さとり世代 | 2005~ |
明確な区切りが無くて被ってたりするけどミニマムライフ世代は1980~1988年生まれで、団塊ジュニア・ポスト団塊ジュニア世代と共に就職氷河期世代とも呼ばれます。
団塊ジュニアより上の世代はアナログで体育会系の考えが強いけど、ミニマムライフ世代はPCに強い人も多いし、過度な上下関係は好まない。
中学~高校時代から携帯電話が普及して、ネットで色んな情報や価値観に触れる機会が多かったから氷河期より上の世代とのギャップは大きいハズ。
以前あった社員旅行で同世代と話してみてそう感じました。
みんな同じように就活で苦労してて、派遣やブラック企業から流れ着いたという話も。
本来抱かなくて済んだ劣等感や挫折を経験していて悟っている感が…
宴会後は社長にくっつき、夜の街へ繰り出すバブル世代組とはハッキリとした温度差がありましたね。
ミニマムライフ世代=就職氷河期後半。
就職活動ではモロにあおりを受けてしまいました。
生まれたタイミング悪いよね
ちょっとかわいそう
ミニマムライフ世代の強み
ミニマムライフと名付けられ、消費しない世代だと揶揄される事もあるけど、それは時勢がこうなってるからでミニマムライフ世代のせいじゃありません。
慎重すぎるという評価もあるけど、物事を俯瞰してリスクについて考えれるのは強みです。
就職難にしても日本の雇用システムや派遣法の影響が大きい。
世間からは自己責任と言われたけど、厳しい状況にいた分、努力もしてます。職場で主力になってる人も多い印象。
今くすぶってる人も諦めないでほしい
ミニマムライフ世代がこれから求められる役割
子供の頃に触れた昭和の価値観を持ちながら、激動の平成を過ごしてきて令和へ突入。
旧世代が退場していき、ミニマムライフ世代はこれからの社会で中心になってきます。
会社の中でどう振る舞うべきか?
下にいるゆとり世代もまた違った価値観を持っているので扱いづらいかも知れません。(自分で考えて実行するという意識を持った人は少ない)
その世代が役職を持つ頃には上司と部下の関係性も今とは違ったものになっているでしょう。
そうなると職場で必要になるのは上と下の世代と合わせるバランス感覚。
従来のやり方を残しつつも、新しいものにアンテナを立てて変化に対応しないといけない。
職場以外での活動も同じで、年齢的に中堅になる事が多くなるだろうから世代のパイプ役になる事は意識しておきたい。
何かを始めてそれを続けるなら気合や根性も必要。
一方で新しい情報にも敏感でいないといけない。
例えば僕の場合だとこのブログがそうで、立ち上げるのにはドメイン取ったりサーバー契約したり、ワードプレスの設定したりと苦労しました。
更新を続けるのも根気や集中力が要るし、記事を書く為に情報集めたり。
色々不遇な世代だけど、若者の理解を得られる新しいリーダーになれたらかっこいいですね。
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